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2005年9月27日(火)

【大学発ベンチャーの成長ステージにおける課題】

 講師:イー・アグリ(株)代表取締役社長 堂脇 広一

コーディネーター:               
エヌ・アイ・エフベンチャーズ(株)    
投資第2グループ 前田 信敏



 


イー・アグリ 堂脇氏

イー・アグリ 堂脇氏 講演サマリー

 堂脇社長は、2000年3月に早稲田大学アジア太平洋研究科MBAを1期生として卒業された後、同年5月にイー・アグリ株式会社を起業された。農業ビジネスの活性化を電子商取引という形態で実現しようと、「あぐりぷらっと」という農産物の電子取引サイトを運営している。

 同社は、生産者および小売企業をダイレクトに結ぶあらたな流通チャネルを提供し、創業当初1,100万円だった資本金も、現在は約10倍の1億円を超え、順調に成長してきている。創業から現在までの成長ステージを考えると、3回の大きな資金調達と関連付けて振り返ることができる。s

 まず、事業のスタートアップの段階時には、インターネットを利用した農産物流通に関する事業を立ち上げるため、最低限のシステム構築に注力した。その後、第二段階として、インフラとしてのシステムを拡充する段階があった。この段階では、システムは既に完成しているが、さらに代金決済など、デジタル処理と業務が連動する仕組みづくりが重要な時期であった。その後、第三段階として、中期・基本営業の体制作りの段階があり、インフラやシステム面の整備から営業活動等、アナログ的なオペレーションの整備が重要になってきた。

 これら、各成長段階において、経営目標達成のための資金調達が必要だったわけだが、その都度、顧客や生産者、株主などのステークホルダーに理解してもらうことが非常に重要であった。今後は、アナログとデジタルのミックスによって、さらに新しいビジネスの商流を構築したいと考えている。

あぐりぷらっと
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※後半は、(株)オキシジェニクス 代表取締役社長 高木氏の講演を予定していましたが、講師のご都合により、キャンセルとなりました。