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2005年5月17日(火) |
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【話題の技術ベンチャー公開】
テラヘルツ技術の市場動向予測
講師:(株)大和総研 新規産業情報部 大澤 秀一
テラヘルツ波事業の展望
講師:(株)テラヘルツ研究所 代表取締役 柴田 治郎
コーディネーター:
(財)川崎市産業振興財団 新産業創造センター
インキュベーションマネジャー 山下 章
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↑講師名をクリックすると、講演サマリーへジャンプします。
大和総研 大澤氏
テラヘルツ研究所 柴田氏
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「テラヘルツ技術の市場動向予測」
大和総研 大澤氏 講演サマリー
「テラ(T)」とは、「10の12乗(=1兆)」を示し、「テラヘルツ」とは、「一秒間に一兆回振動する量」である。周波数帯域でいうと、「0.1〜100THz」がテラヘルツ帯にあたる。
近年、第三期科学技術基本計画(2006〜2010年)で文部科学省が候補にあげたプロジェクトの中に「THz(テラヘルツ)」が組み込まれているように、今後の技術動向が注目される技術である。
大澤氏は、総務省が企画したテラヘルツ技術動向調査の委員として2004年4月から調査に加わり、2005年3月に『未来を拓くテラヘルツ技術』として調査結果を報告された。
その報告の中から、本講演ではテラヘルツ技術の応用が想定される7分野(
・工業応用:LSI不良解析TEM、ナノ材料・新材料開発、
・農業・食品応用、
・セキュリティー応用:隠匿物検査システム、郵便物非破壊
安全検査装置、
・バイオ・メディカル応用、
・IT応用:無線通信、固定無線通信システム、
・環境応用、
・宇宙計測リモートセンシング応用
)について各事例を交えた発表と、経済効果について試算の提示があった。
→ 大和総研
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「テラヘルツ波事業の展望」
テラヘルツ研究所 柴田氏 講演サマリー
(株)テラヘルツ研究所は、テラヘルツ波工学のパイオニアである西澤潤一博士の技術を産業化に向け、装置開発を進めることを目的として、2004年7月に秋田県稲川町に設立された。社員は現在のところ、5名で研究開発に特化したファブレス企業である。
テラヘルツ技術の歴史は約40年を超えているが、一般にはほとんど利用されてこなかった未踏領域の周波数帯である。しかし、この10年ほど前から分子の振動や回転など物質の基本構造や機能を解明する分光分析ツールとして、あるいは選択過熱による医療応用装置、電磁波透過性を用いた非破壊物質検査器などに実用化の期待が高まり、国内外で大規模な開発研究が行われている。
同社では固体・液体・気体とも分析可能なテラヘルツスペクトル装置を開発しており、今後、更に小型・軽量・高性能・低価格の自動測定装置の開発を行う。
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