●たくさんのご来場ありがとうございました●
2005年7月8日(金) 入場無料(懇親会費 2,000円) 会場:早稲田大学国際会議場井深ホール 早稲田大学アントレプレヌール研究会 主催 早稲田大学研究推進部インキュベーション推進室 日本ベンチャー学会 (財)日本立地センター 後援 ウエルインベストメント(株)協賛 Dr. Robert J. Shillman Entrepreneurship Program 協賛
ネクステック株式会社 代表取締役社長CEO 山田太郎氏
2000年4月に設立。リードタイム短縮、コスト競争力強化、環境対応力向上など、製造業が解決を迫られている課題をスムーズに解決するための総合サービスを提供している、製造業向け総合サービスプロバイダー。2005年3月16日に東証マザーズに上場、初値は、公開価格43万円の4.3倍となる186万円を記録した。上場を決意した動機や、社内体制整備の過程、外部との交渉など、上場に向けた道のりのさまざまな局面について、社長の貴重な経験を語っていただいた。
●パネリスト● 日本政策投資銀行新産業創造部課長 木嶋 豊 早稲田大学理工学術院教授・研究推進部部長 逢坂 哲彌 WERU 代表理事 早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授 柳 孝一
WERU代表理事・ 早稲田大学大学院 アジア太平洋研究科 教授 柳 孝一 氏
13年前、当時は「アントレプレヌール」や「ベンチャー」という言葉自体、市民権がなかった頃から、早稲田大学アントレプレヌール研究会は活動を開始した。その後、研究活動に加え、教育活動との2本柱で運営してきたが、最近は、大学発ベンチャーの時代に入ったという風潮もあり、さらに当研究会の活動の意義を実感する。しかし、海外をみると、フィンランドや韓国、特に、中国は日本よりも発展した状況となっている。今後の日本の大学発ベンチャーは更に発展の余地があり、当研究会や本日の国際シンポジウムが、その一助となることを願う、と挨拶。
早稲田大学アジア太平洋研究科 教授 松田 修一氏 2001年に掲げられた大学発ベンチャー輩出の数値目標は、今日、数字上は達成されている。しかし、国際比較データでみると、大学院卒の企業率は世界的にみても低い状況であるし、起業家に対する評価と挑戦意欲も依然、低いままである。今後の技術ベンチャー輩出のための産学官・地域一体スキームを鑑みると、まだ本格的な始動には到っていない部分もあるが、技術経営(MOT)などを含め、研究を社会貢献の引き上げる仕組みを整備する必要がある。
日本政策投資銀行 新産業創造部課長 木島 豊氏 日本政策投資銀行では、さまざまなベンチャービジネス支援体系を行っている。その中の一つとして、大企業に眠る技術シーズの活用をサポートする「カーブアウト支援」が日本の場合、有効なベンチャー育成手法だと思われる。しかし、単にリストラ的な切り出しによる事業化ではなく、大学や外部機関の研究を加えた産学連携がある方が、非常に良い結果を生む。その試案として「IPファンド」という仕組みを紹介された。
早稲田大学理工学部 教授 逢坂 哲弥氏 早稲田大学のスーパーCOEプロジェクトが推進する大学発技術移転の試みとして、先端科学技術を健康医療に融合する取り組みを紹介された。先端科学・健康医療融合研究機構の組織は、早稲田大学総長に直轄する組織として、さまざまなプロトタイプ研究が進められている。
審査員による投票で最優秀者を決定 審査結果報告 最優秀賞「MOONコンサルタント」横川 睦氏 →早稲田ベンチャーフォーラム報告
WERU 理事・早稲田大学大学院アジア太平洋研究科 助教授 東出 浩教
MOOT CORP 2005 Competitionとは、世界各国のビジネススクールに通う学生による、ビジネスプランコンテストで、アジア地域大会が3月にタイ・バンコクにて行われた。 そのアジア地域大会に参加した、早稲田大学アジア太平洋研究科の学生グループは「Go! Raku」という格安航空会社のビジネスプランを発表した。 結果は、残念ながら予選敗退に終わったが、コンテストを通じて彼らが得たことは大きかった。 単なる思いつきで終わらず、いかにビジネスとして成り立たせるか、というための「知識」や、専門家からの「フィードバック」、そして様々な立場・国の人との「ネットワーク」など、貴重な経験を得ることができた。
→MOOT CORP派遣チーム報告