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WERU夏合宿2005

テーマ「バイオベンチャーの躍進と倫理的課題」

2005年7月30日(土)・31日(日)
於:財団法人 社会経済生産性本部 IPC生産性国際交流センター


会場からの眺望

●7月30日(土)

------------- チェックイン --------------

講演

「大学発ベンチャーの現状と問題点」

経済産業省 大学連携推進課 課長 中西宏典

コーディネーター:國學院大學 経済学部 教授  秦 信行

--------------- 質疑応答 ---------------

夕食・懇親会

 

●7月31日(日)

----------------- 朝食 -----------------

全体ディスカッション

「大学発ベンチャーの発展方策をさぐる」

コーディネーター:WERU代表理事  柳 孝一

------------ コーヒーブレイク ------------

「2005年早稲田大学アントレプレヌール研究会活動計画」

コーディネーター:WERU代表理事  大江 建

----------------- 昼食 -----------------

----------------- 解散 -----------------

全体ディスカッション

「大学発ベンチャーの発展方策をさぐる」

全体ディスカッション風景

コーディネーター:WERU代表理事 柳 孝一

大学発ベンチャーの現状を把握するにあたり、その定義と必要性について話し合われた。また、大学改革のあり方として以下の三点、すなわち(1)教育、(2)社会貢献、(3)財政的自立、について指摘され、資金調達をより競争的にすべきであるという意見が出された。

次に、大学発ベンチャー創出にあたり、その促進要因と阻害要因について議論された。特に、大学側のシーズと企業側のニーズを結合させるようなプロデューサー機能を持つ人材の必要性が指摘された。

最後に、大学発ベンチャーの質の確保に関して、出口の多様化、大学関係者の経営感覚の養成の必要性が議論された。

  

講演

中西氏写真「大学発ベンチャーの現状と問題点」

経済産業省
大学連携推進課 課長
中西 宏典 氏

 

コーディネーター:國學院大學 経済学部教授 秦 信行

大学発ベンチャーの現状と問題点について、中西宏典氏より報告があった。

まず、大学発ベンチャーの必要性について、人的・知的資産の存在と蓄積、オープンイノベーション化の中での役割が拡大していることが指摘される。このような大学発ベンチャーの特徴として、(1)技術力、(2)市場化までの期間の長さ、(3)市場の不在、(4)爆発的な潜在成長力、が挙げられた。

平成13年に発表された「大学発ベンチャー3年1000社計画」は達成されたが、その一方で、大学改革の動きの加速や社会への還元要求などの課題もある。今後の大学発ベンチャー政策としては、“量”から“質”への転換が指摘された。その直面する課題として、販路の拡大、資金調達、支援機関、人材の確保が挙げられる。

このような政策の一方で、大学発ベンチャー自身の自立的発展メカニズムの形成が必要とされる。以上の課題の提示を受けて、大学発ベンチャー創出のメカニズムとして“大学を核とするイノベーションクラスター”の構築が検討される。

全体ディスカッション

大江教授写真「2006年早稲田大学アントレプレヌール研究会活動計画」

コーディネーター:
WERU代表理事 大江 建

 

今年度の活動報告と今後の活動計画について話し合われた。

特に、今後の計画として
(1)会員が運営に積極的に参加すること、
(2)会員の若返り、
(3)WERU卒業生の積極的参加、
(4)会員の会外活動との連携のための広報小冊子の発行、
等が検討された。